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乞田川の端っこ

入籍だけして、私の仕事の都合で週末婚していた頃だ。
たしか喧嘩をしたあとで少しギクシャクしていたときだったと思う。散歩道で撮ったと夫がよこしてきた写真。
飛んだら早いものを、わざわざトコトコ歩いて移動する鳥。その可笑しみを、かつて分けあった。この鳥の向こう側には、そんな私たちにしかわからない伏線が続いている。
何も語らずとも、私との記憶に思いを馳せたであろうことが窺い知れる一枚。そして今、時を経て気づく。嗚呼、これは離れて暮らす私へのラブレターだったのだ。
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